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超いいかげんな行き当たりばったりの雑感


日本補償コンサルタント協会近畿支部
企画広報委員長  武田 正典

 アラカルトの執筆がせまってきた。
我が協会の本部報、支部報に何回か投稿してきたためか、完全なネタ切れ状態である。
いままでは何か投稿しようと考えればなんとなく起承転結型の文章みたいなものが浮かんできたのだが、今回ばかりは何も浮かんでこない。
よほど脳が疲れているのか、疲弊しているのか。脳細胞が死滅していっているのか。
いよいよ50歳をまわってしまいもうろくがはじまっているのか。


  ところで一日当たり何万個単位で脳細胞が死滅しているそうだ。
最近、物忘れがひどくなってきているような気がする。
たとえばわずか半年前に仕事で関係した人でも2ヶ月程、接触する機会がなくなると顔は浮かぶのだが即座に名前が出てこず
      「えーと、あのなんとかいう人、ほれ!あれ! あのぉー ようしゃべる人」
というようになかなか出てこない。危機てき状況ですらある。
ただ、小学1年~中学3年までの担任の先生はかろうじて言える。


  聞きかじった情報によれば人間の脳もパソコンと同様に動作用のメモリー領域があり、人によって容量の大小があるそうである。また、一時メモリーの読み込みや書き込み速度、消失度合いなども差があるそうである。
  うーん。記憶力のいい人のメモリーが1Gbであれば私の一時メモリーの容量は256mb位か。
  読み出し、書き出し速度も遅く、記憶領域の断片化、破壊もすすみ、エラー率も高くなっているのか。


  嘆く無かれ。
脳細胞は訓練すれば増える事が学説で立証されたそうである。
  世界的に有名なロンドンのタクシードライバーの試験は相当難しいらしい。
車の全長と同じ幅に引かれた線の中で方向転換しなければならないし、ロンドン全部の地理や無数の地名、ストリート名、交差点名などを頭に入れた上で目的地への最短ルートをナビも使わずに瞬時に示す必要があるらしい。
  ある学者が脳細胞は脳を使う事によって増えるという仮設をたて、ロンドンタクシーのドライバーと一般人の脳をかなりの期間にわたって、MRIのもっと精密な医療機器で経過観察したところ、あきらかにロンドンタクシーのドライバーの脳細胞は日を追って増加している事が確認されたとの事である。
  今までは脳細胞は年と取ると共に減る一方だったのが、脳の使い方次第では脳細胞が増える事が立証された。


  やはり、任天堂DSの「脳トレ」は有効なのだ。
子供からDSを取り上げ早速「脳トレ」のソフトを入れてやりだしたところ、3分ほどでいやになった。やりだして1分でいらいらして2分で首筋と肩が激しく凝りだし、3分でもうあかん。やってられん。
  論理、計算、分析などの論理的な作業は左脳が受け持っているらしい。
とりあえず左脳は長期戦でゆっくり鍛える事にして、まずは右脳からなんとかしよう。


  右脳は物事を直感的にとらえるらしい。感覚、直感、イメージなどがこれにあたる。
モーツァルト、レオナルド・ダ・ヴィンチをはじめとした多くの芸術家、また相対性理論で有名なアインシュタインも、右脳の能力がずば抜けていたといわれているらしい。
エジソンの言う、「1%のひらめき」も右脳が生んだらしい。


  右脳を鍛えたり、活性化させたりするには好奇心や探求心を旺盛に持ち、常に異質の環境、文化に触れる事だそうである。
  最も効果的なのが「海外旅行」だそうだ。 だめだ金が無い。
次に追求できる趣味を持つ事である。 これもダメだ。不景気と仕事にかまけて無趣味の人間になってしまった。
  他に何か右脳を鍛える方法はないかとネットをたたきまくったところ、絵画などの美術鑑賞や映画鑑賞が意外にいいらしい。
うーん!これも難しい。今更、50を超えたオッサンが一人で美術館や映画館には格好悪くてとても行く気がしない。


  だめだ。何かないのか。さらにネットをたたきまくる。
意外なのがヒットした。
会話の弾む仲のよい夫婦は右脳の動きが活発でいつまでも元気で過ごしている。
               うーん。これはできない事もないが微妙である。
考えてみると、我が近畿支部の親睦委員会が年に1回開催するハイキングでは誠に仲のよいご夫婦が何組も参加され、私の大先輩でもあり我が近畿支部の某幹事である旦那様方は例外なく元気で人柄もよく頭の回転もよい。
日頃、大変お世話になっている我が近畿支部某幹事の大先輩方ははハイキングの間中、バスの仲でも誠に楽しそうにご夫婦で会話をされておられた。
  よしっ! 気乗りはしないが、なんとか頑張ってみよう。

  うーん。 楽しいかな。 近畿支部。 近畿支部万歳!
  補償コンサルタントをやっていたおかげで元気の源泉を見せてくれるすばらしい大先輩に出会えた事に感謝、感謝!

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