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「偶感」


株式会社 帝国コンサルタント
執行役員関西支社長 吉岡敏郎

 近畿支部幹事になって三年目、役員会には皆勤しているけれど取りたてて活動が少い私にアラカルト執筆の命が下りました。
 何のネタもない私なので軽い文章(アラ軽ト!)を恥を忍んで寄稿しました。

○ 偶 感 1
 国土と国民の生活の安定と安全を担う建設産業・建設事業の評価が過去にここ迄落ち込んだ事があっただろうか。
 島国の日本の中で、「和を尊び」「助け合い」「勤勉と節制」 等を基本に真面目に働いてきた建設業界が、今目の仇の様に糾弾されその評価が正当に下されていない現状に、それはないだろうとの思いが一杯!

 まだまだ不満足な国土や社会資本の整備 =公共事業を行う事は、最終的には国民全体の利益となる事は自明の理のはずでマスコミもそこを良く理解するべきと考える。

 そんな中で特に最近の問題点は低入札・低価格の状況である。
 独占禁止法には、自由な競争を促す「不当な取引制限の禁止」と「私的独占の禁止」という二つの原則があるが、 一方で「不公正な取引方法の禁止」という行き過ぎた競争をいさめる原理もある。
 今、 入札の問題に関連して国交省では品確法・入札契約制度・総合評価方式等の諸制度による対策がなされており、 あとは業界側の対応次第となっている情勢であるが、 やはり国の規制・基準等によって正しくリードされ適正な「価格幅帯」を設けて過度の競争の制限を行うという事は駄目であろうか。
 過当な競争によって利益の無い会社になり、 税金も納入できない歪んだ建設業界では結果的に国や国民の損失と思われるのだが・・・。
 
○ 偶 感 2
 今後の高速道路は高速道路会社による施工分を除き、新直轄方式といわれる施策により国が建設し、完成後の通行料金は無料とされている。

 高速道路はその走行において、肉体的・精神的疲労の軽減、車輌損耗の節減、時間短縮の便益等利用者が有形無形の恩恵を受ける。
 このため利益者負担の原則により多少の通行料を徴収し、その財源で環境対策や走行サービス水準の維持を図っていってはと思う。
 政治家が選挙前のポーズで通行料を無料にしますなど言わないで欲しい。
 ただより高いものは無いのだから・・・。
 
 以上取りとめのない内容で紙面を潰しましたが、不平不満ばかりでなく私のささやかな生活の中での喜びも披露して終わりたいと思います。

・近畿支部総会での議長役無事終了
・娘の結婚(3人娘のうち2人片付く)
・100人のゴルフコンペで優勝(HC12でパープレー)
・当社 近畿地方建設局 局長表彰受賞
・体脂肪3年連続で減少 (日頃のダイエット効果有)

 ここ迄読んで頂いた方ありがとうございました。